
同期のみんなは順調に出世していくのに自分だけ出世できてない…
おまけに地方に左遷されたし、完全に出世コースから外れてしまった…
入社した当初はやる気に満ち溢れていて、「出世するぞ!」という気持ちだったけど、いつの間にか自分は出世コースから外れていると確信する時があります。
当記事は以下の内容について書いています。
自分はなぜ出世コースから外れているのかわからない
出世したいけどどうすればいいのかわからない
出世コースからもう戻れないと確信したらどうすればいいのか分からない
目次
なぜ出世コースから外れてしまったのか 原因を考える
「自分はどうして出世コースから外れているのかわからない」
そう悩んでいる人は多いはずです。
ここでは、「出世したい!」でも出世できないのはなぜ?と悩んでいる人に向けてまとめてあります。
それぞれの原因の中で、自分の普段の仕事をイメージしながら、考えていきましょう。
①実績を上げていないから
出世して人の上に立つべき人間はやはり「仕事ができる人材」です。
仕事で成果を出した人間が出世していくのは、周囲も納得できます。
逆に仕事ができない人間が出世していくのは、周りの人も納得いきませんし、判断を下した上層部の人間の目を疑われます。
目に見える形で実績をあげれば出世のチャンスは巡ってくるでしょう。
出世コースから外れてしまっていると感じるのであれば、まずは目の前の仕事で成果を上げることに集中した方がよさそうです。
②上司に嫌われた
上司、すなわち自分を評価する人間に嫌われていることです。
会社の中で出世していく決定権を持っているのは直属の上司か、それよりもっと上の立場の人たちです。
少なくとも上司の推薦によるところもあるので、その上司に認めてもらえなければ、出世のチャンスは巡ってこないでしょう。
自分はまともに仕事をできていないし、実績も上げていないのであれば、上司の評価は正しいでしょう。
出世できなくて当然です。
上司が普通の感覚を持った人なのであれば、やはり成果を上げることに集中しましょう。
しかし、自分はまともな仕事をしているのに、評価されていないと感じるのであれば、上司の勝手な好き嫌いで判断されている可能性があります。
そういった場合は、
・上司より上の立場の人に相談する
・組合などの相談できる窓口に聞いてみる
・転職を考える
などを考えてみましょう。
③周囲の信頼を失った
出世してリーダーになる人は、周りとのコミュニケーションを円滑にできる人です。
出世する人は、自分の力で出世したというよりも、周囲の支えで出世させてもらえたという感覚の方が正しいかもしれません。
そんな同僚たちの信頼を失えば、自分に対する評価も悪くなり、出世の決定権を持つ人からも信頼を失ってしまう可能性があります。
どんな組織においても、周りの信頼を得ることは最重要と言っても良いでしょう。
出世してリーダーになりたい人は、自分のエゴをなるべく隠して、周りの意見を積極的に聞いて仕事をしましょう。
それができないのであれば、出世には向いてないでしょう。
④やる気がないように思われている
出世するには本人の仕事に対する意欲が、上司や出世の決定権者に伝わなければなりません。
やる気のない人を出世させても、周りの部下たちには示しがつかず、ついてきません。
そんな人を出世させたいと思う人はいないでしょう。
ではやる気を示すにはどうしたらいいのか。
それは、目標を周囲に公言することです。
現場で働いていれば、さまざまな課題があるはずです。
その課題に対して、どのように改善に導いていくのか、それを具体的な数値で表し、成果を上げることに集中することです。
その目標は、自分一人で解決できるものではいけません。
周囲の協力を得ながら達成できれば、周囲の信頼を得られますし、上司や出世の決定権者からも、
「コミュニケーション能力があり周りの信頼を得られる人」という評価をもらえるはずです。
出世コースから外れた人はどう生きるのか
出世コースから外れてしまっており、しかももう挽回は不可能だという絶望的な状況にある人もいます。
同期は出世していって、本社本部の役職付きでバリバリ働いている。
かたや自分は片道切符の島流しをされ、地方の小さな営業所で細々とやっている。
そんな惨めな人はこれからどうすればいいのかを考えていきましょう。
①出世を諦め、今の会社に居続ける
出世コースから外れてしまった原因は自分にあるのかないのか、どちらにせよ、もう割り切って出世を諦める方法も一つです。
リストラされないだけまだマシ、成果をあげられない自分に仕事をもらえるだけ感謝しなきゃいけない、と思えればそれはそれもありでしょう。
ただ、卑屈になるのはやめましょう。
周囲で一生懸命働いている人に対して失礼ですし、余計自分の環境が悪くなる一方です。
②転職して新しい仕事を見つける
出世できない、仕事で成果をあげられないのは、その仕事に向いてないからかもしれません。
出世というのは運やタイミングもあるかと思いますが、やはり実力ある人が結果を出して出世できる可能性は高いです。
その仕事に向いている人が、精一杯の努力をしていたら、その仕事に向いてない人は勝ち目がありません。
ウサギとカメが徒競走で勝負して、ウサギが途中でさぼらず最後まで全力で走りぬくようなものです。
カメに勝ち目はありません。
社会人を経験しているあなたなら、自分が組織の中でどんな役割を果たせる人間なのか、どういった仕事が自分には合っているのか、何となく分かってきているのではないでしょうか?
カメがウサギに勝てるのは、陸上ではなく水中で泳ぎの勝負をする時でしょう。
自分はカメなんだと見切って、思い切って自分の勝てるようなフィールドに移るのがあなたにとってベストな選択かもしれません。
もしかしたら転職した先で大活躍して、それこそ出世できるかもしれません。
③独立やフリーランスという生き方を選ぶ
出世できない人は、そもそも組織の中で生きること、サラリーマンに向いてない可能性があります。
どれだけ頑張っても成果が出ない人もいます。
どれだけ周りに尽くしても、なぜか周りに嫌われる人もいます。
辛いと思います。
だからこそ、そんな人にお伝えしたいのは会社員という生き方をやめることです。
サラリーマンは所詮人に使われる立場の人間です。
人に使われるのに向いている人がサラリーマンで活躍できます。
逆に人を使う立場である経営者や、人を使うことも使われることもないフリーランスに向いている人は恐らくサラリーマンは務まらないでしょう。
あなたがサラリーマンができない人であれば、独立を考えてもいいのではないでしょうか?
敢えて出世コースから外れる人もいる
ここまで出世できない人の特徴や原因、対策などを書いてきて、”出世できないことは悪いこと”というイメージを持たれているかと思います。
ですが、”出世しないこと”は必ずしも悪いことではありません。
人によっては敢えて出世しないという人もいるのです。
出世することは組織の中で役職・役割が付き、部下をマネージメントして責任が重くなることを意味します。
この責任の重さを背負うことが出世のデメリットであり、それを避ける人もいます。
出世したら大変だよという言葉もありますが、ある意味合っているのかもしれません。
面倒な仕事は部下に任せることができるようになりますが、その分部下がやったミスを自分が取らなければいけないことも増えてきます。
それよりも、自分は一平社員のままの方が自分らしくいられ、伸び伸びと仕事ができ、精神衛生上そちらの方が良い可能性があります。
大切なのは自分の気持ちに正直になることです。
本当に自分は綺麗ごと抜きで、出世していくべき人間なのか、出世に向いている人間なのか、自分に問いかけてみましょう。
まとめ
出世ができない原因として、
・上司や周囲の信頼を得られていない
・仕事に対してやる気がない
と言ったことがあげられます。
それに対して、
・転職して自分の勝てる分野に行く
・独立を目指す
を方法として挙げさせていただきました。
出世することも一長一短だということがお分かり頂けたでしょうか。
仕事に対して求めることは地位や名声だ、という人は何としてでも出世しましょう。
嫌なことでも耐えられる、我慢し続けられるというのであれば、出世してサラリーマン社会でトップを目指していいかもしれません。
転職して、自分が出世できそうな会社を選ぶのもありですね。
一方で自分は出世に向いてないと見切っている人は、今の会社で自分が伸び伸びできるポジションを得られるようにする、もしくは独立やフリーランスになり、出世とは無縁の生活を送ること。
どちらにせよ、あなたにとって幸せになれる生き方が大事なので、自分の気持ちに正直に生きましょう。